実技試験で評価されていること


とうとう昨日で2020年も前半が終わり、

今日からは後半に入ります。

本来なら今月はオリンピックが始まり、

賛否はあるものの世の中は大賑わいであったことでしょう。


さて、本題ですが・・・

キャリアコンサルタント(CC)試験、キャリアコンサルティング技能士試験は、

実技試験のある国家試験です。

建築士などの試験も実技試験がありますが、

対人でのパフォーマンスを評価される試験の本格的な実技試験は珍しいかもしれませんね。

では、その実技試験ではいったい試験官に何を評価されているのでしょうか。

評価項目は試験実施団体から公表されていますが、

具体的に何をすれば評価されるのかはイマイチよくわかりません。


通常の試験の場合であれば「技量の高さ」「ミスをしない」ことは高く評価されます。

しかし私はこれまでの試験結果の検証結果の経験から、

CC試験や技能士試験はそこが評価されるわけではないと確信しています。

それはロープレを卒なく上手にこなし特段の破綻も無かったた人が、

必ずしもよい結果を得ていないことがあること、

ロープレが全く思うようにいかなかったのに高得点で合格をする人が

少なからずおられること、その点からもわかります。


この試験の本質は、私は「面談理解」にあると思っています。

面談場面において自己を客観視することの重要性は、

面談を経験された方ならどなたでも理解頂けると思いますが、

この試験の真髄はロープレを行い、

相談者の状況やロープレの中で起きていたことをどれだけ客観視できているか、

これからやるべきことをどれだけ理解しているか、

そこを評価されていると見ています。

それだからこそ口頭試問の重要性が高いわけですね。


では面談理解を深めるためにはどうすればよいのか。

次回はその点について書きたいと思います。



「はたらくのことはり」

こんにちは。 キャリアコンサルタントのユタカです。 「キャリア」とは、「はたらくこと」とは の観点から、 人と働くことの関わりを広くとらえて書いています。